第45回:激安な24時間365日全自動&夜間対応監視システムの構築
とあるお客様からのご依頼で、表題の通り、
・24時間365日稼働の監視システムを構築して欲しい
・すべて自動で、動体検知&夜間対応&動画保存して欲しい
・インターネット接続環境は無い、、、そして予算も無い( ;∀;)
を行ないたいというものです。
つまり、ネットワークカメラを用いて、24時間365日全自動&夜間対応監視システムを構築したい、、、が予算が全然ない、、、ということです。
そもそもインターネット接続環境が無いところでネットワークカメラは設置できるの!?

もちろんできます!
インターネットは、外部との接続に必要なだけで、ご家庭内や事務所内/店舗内など、限られた場所の中でのみ閲覧するのであれば、LANを構築するだけで可能です。簡単に言えば、外出先から見る必要はない場合です。
準備するものは何!?
必要なものは、次の物です。
・ネットワークカメラ ⇒ 当然必要です(;^ω^)

・無線LANルータ ⇒ 当然必要です(;^ω^)

・パソコン ⇒ ネットワークカメラの初期設定やメンテナンスに必要です(;^ω^)

・NAS(外付HDDでも可) ⇒ 無くてもOKですが、大量のデータ保存先としてあるのがベストです。

その他、LANケーブルや雷サージ付電源タップなども、環境に合わせて、準備します。
どうやって構築するの!?
通常、特別難しいことはありません。外出先からの閲覧もないので、外部アクセスに関する設定は一切なく、LANを構築して、ネットワークカメラを設定して、データ保存先をきちんと確保するだけです。
具体的な構築手順
1.無線LANルータの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータとして動作していればOKです!)
2.パソコンの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータと繋がっていればOKです!)
3.NASの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータと繋がっていればOKです!)
4.ネットワークカメラの設置
今回は安価に、でも、、、
・動体検知
・動画保存
・暗視対応
を満たして欲しいということで、色々さがして購入したネットワークカメラは、

「TENVIS JPT3815W - Hot Sale Pan/Tilt IP Camera Night Vision」
http://www.tenvis.com/jpt3815w-hot-sale-pantilt-ip-camera-night-vision-white-p-215.html
こちらは、海外製で、日本語対応となっていますが、機械で翻訳したのか、メニューに表示される日本語は、???(意味不明)が多いです。ですが、設定でつまずくようなところは特に無く、
・IPアドレスの固定
・動体検知:ON
・動画保存:ON
で、特に問題なく設定できました。以下が実際の設定内容です。
なお、設定の際は、インターネットエクスプローラを管理者権限で起動させないと、設定が保存されませんので、注意が必要です。

・Motion Detection(動体検知可否): IP Camera Build-in
・Sensitivity(動体検知の感度): highest
・On-Screen Display(動体検知時の [ALARM]出力): チェック
・Video Recording(動体検知時の動画保存): チェック
・Alert Interval(動体検知間隔): 15sec
※ 保存される動画の長さは、Alert Intervalに関わらず15秒だったため、間が空かないようにAlert Intervalを15secに設定しました。

・Recording Path/Alarm Recording Path(動画の保存先): 動画の保存先のパス
※ ここでNASのパスを指定できればよかったのですが、何故か出来なかったため、一旦パソコン内に保存することにしました。詳しくは後述を、、、
ちなみにこの機種、値段の割には、機能的にかなり良いと思います。
(動画保存(30fps:640*480)、動体検知、暗視対応、パンチルト有etc、、、)
問題が発生!

、、、がっ!、、、動画の保存先に、なぜかNASを選択できません。
パソコンからは、エクスプローラから、NetBios名/IPアドレスどちらでも普通に見れますが、Web設定画面からだと、選択もできないし、手入力でも不可です。
無いもの(出来ないこと)は作る!

方法としては、パソコン内にいったん保存し、パソコン側で、保存した動画ファイルを、定期的にNASに移動することにしました。何故!?って、パソコンのHDD容量が少ないから、、、
1.ネットワークカメラの動画ファイルの一時保存先 ⇒ パソコン内の適当なフォルダ を選択します。
2.動画ファイルの保存先 ⇒ NASに専用フォルダを作成します。
3.動画ファイルを自動的にNASへ移動 ⇒ コマンドファイルで一発です。

「move /Y c:\***\保存先フォルダ名\*.* \\NASの名前 or IPアドレス\***\保存先フォルダ名」
補足)
/Y 動画ファイル名に年月日時分秒が入っているので、被らない筈ですが、念の為です。
*.* は、移動漏れが無いように、、、これも念のためです。
これをメモ帳で記述し、hogehoge.batと名前を付けて保存します。
4.動画ファイルを自動的&定期的にNASへ移動 ⇒ Windowsのタスクに登録します。
Windowsのタスク管理で、一定時間ごとに実行すれば、パソコン内に保存された動画ファイルが、自動的かつ定期的に、NASへ移動されるので、パソコンのHDD容量が一杯になる心配はありません。


この例だと、毎日30分間隔で、パソコン内の動画ファイルをNASに移動しています。
とりあえず大成功!

上記の方法で、とりあえず最初のご要望を実現することができました。
ネットワークカメラ以外は既存の物を利用したので、非常に安価な監視システムを構築できました。
ただ、心配な点は耐久性です。このネットワークカメラ、本当に安かったので、いつまできちんと動いてくれるのか、、、心配しても仕方がないので、あとは経過を見守っていきます。(;^ω^)

暗闇でも中々の視認性だと思います。(画像はボカシを入れてあります。)

動画ファイルも自動的に、パソコンからNASに溜まっていきます。
最後に
今回のデータ保存先の件のように、ハードウェアの標準機能で実現できないことも、コマンドやスクリプト、あるいはソフトウェアを作成することで、ほとんどの事は実現出来ます。
この強みが、どれだけスマートフォンやタブレットが普及しても敵わない、パソコンの最大の利点ではないかと思います。
パソコンやITに関することで、お困りのことがあれば、ぜひご相談下さい('ω')ノ
【宣伝・・・(*´ω`)】

システム葵では、個人様向けでも企業様向けでも、パソコン修理から、パソコン設定、パソコンの使い方、LAN環境構築、ソフトウェア開発まで、様々な実績がありますので、困ったことがあれば、お気軽にご相談下さい。
・24時間365日稼働の監視システムを構築して欲しい
・すべて自動で、動体検知&夜間対応&動画保存して欲しい
・インターネット接続環境は無い、、、そして予算も無い( ;∀;)
を行ないたいというものです。
つまり、ネットワークカメラを用いて、24時間365日全自動&夜間対応監視システムを構築したい、、、が予算が全然ない、、、ということです。
そもそもインターネット接続環境が無いところでネットワークカメラは設置できるの!?

もちろんできます!
インターネットは、外部との接続に必要なだけで、ご家庭内や事務所内/店舗内など、限られた場所の中でのみ閲覧するのであれば、LANを構築するだけで可能です。簡単に言えば、外出先から見る必要はない場合です。
準備するものは何!?
必要なものは、次の物です。
・ネットワークカメラ ⇒ 当然必要です(;^ω^)

・無線LANルータ ⇒ 当然必要です(;^ω^)

・パソコン ⇒ ネットワークカメラの初期設定やメンテナンスに必要です(;^ω^)

・NAS(外付HDDでも可) ⇒ 無くてもOKですが、大量のデータ保存先としてあるのがベストです。

その他、LANケーブルや雷サージ付電源タップなども、環境に合わせて、準備します。
どうやって構築するの!?
通常、特別難しいことはありません。外出先からの閲覧もないので、外部アクセスに関する設定は一切なく、LANを構築して、ネットワークカメラを設定して、データ保存先をきちんと確保するだけです。
具体的な構築手順
1.無線LANルータの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータとして動作していればOKです!)
2.パソコンの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータと繋がっていればOKです!)
3.NASの設置 ⇒ 割愛します。 (ルータと繋がっていればOKです!)
4.ネットワークカメラの設置
今回は安価に、でも、、、
・動体検知
・動画保存
・暗視対応
を満たして欲しいということで、色々さがして購入したネットワークカメラは、

「TENVIS JPT3815W - Hot Sale Pan/Tilt IP Camera Night Vision」
http://www.tenvis.com/jpt3815w-hot-sale-pantilt-ip-camera-night-vision-white-p-215.html
こちらは、海外製で、日本語対応となっていますが、機械で翻訳したのか、メニューに表示される日本語は、???(意味不明)が多いです。ですが、設定でつまずくようなところは特に無く、
・IPアドレスの固定
・動体検知:ON
・動画保存:ON
で、特に問題なく設定できました。以下が実際の設定内容です。
なお、設定の際は、インターネットエクスプローラを管理者権限で起動させないと、設定が保存されませんので、注意が必要です。

・Motion Detection(動体検知可否): IP Camera Build-in
・Sensitivity(動体検知の感度): highest
・On-Screen Display(動体検知時の [ALARM]出力): チェック
・Video Recording(動体検知時の動画保存): チェック
・Alert Interval(動体検知間隔): 15sec
※ 保存される動画の長さは、Alert Intervalに関わらず15秒だったため、間が空かないようにAlert Intervalを15secに設定しました。

・Recording Path/Alarm Recording Path(動画の保存先): 動画の保存先のパス
※ ここでNASのパスを指定できればよかったのですが、何故か出来なかったため、一旦パソコン内に保存することにしました。詳しくは後述を、、、
ちなみにこの機種、値段の割には、機能的にかなり良いと思います。
(動画保存(30fps:640*480)、動体検知、暗視対応、パンチルト有etc、、、)
問題が発生!

、、、がっ!、、、動画の保存先に、なぜかNASを選択できません。
パソコンからは、エクスプローラから、NetBios名/IPアドレスどちらでも普通に見れますが、Web設定画面からだと、選択もできないし、手入力でも不可です。
無いもの(出来ないこと)は作る!

方法としては、パソコン内にいったん保存し、パソコン側で、保存した動画ファイルを、定期的にNASに移動することにしました。何故!?って、パソコンのHDD容量が少ないから、、、
1.ネットワークカメラの動画ファイルの一時保存先 ⇒ パソコン内の適当なフォルダ を選択します。
2.動画ファイルの保存先 ⇒ NASに専用フォルダを作成します。
3.動画ファイルを自動的にNASへ移動 ⇒ コマンドファイルで一発です。

「move /Y c:\***\保存先フォルダ名\*.* \\NASの名前 or IPアドレス\***\保存先フォルダ名」
補足)
/Y 動画ファイル名に年月日時分秒が入っているので、被らない筈ですが、念の為です。
*.* は、移動漏れが無いように、、、これも念のためです。
これをメモ帳で記述し、hogehoge.batと名前を付けて保存します。
4.動画ファイルを自動的&定期的にNASへ移動 ⇒ Windowsのタスクに登録します。
Windowsのタスク管理で、一定時間ごとに実行すれば、パソコン内に保存された動画ファイルが、自動的かつ定期的に、NASへ移動されるので、パソコンのHDD容量が一杯になる心配はありません。


この例だと、毎日30分間隔で、パソコン内の動画ファイルをNASに移動しています。
とりあえず大成功!

上記の方法で、とりあえず最初のご要望を実現することができました。
ネットワークカメラ以外は既存の物を利用したので、非常に安価な監視システムを構築できました。
ただ、心配な点は耐久性です。このネットワークカメラ、本当に安かったので、いつまできちんと動いてくれるのか、、、心配しても仕方がないので、あとは経過を見守っていきます。(;^ω^)

暗闇でも中々の視認性だと思います。(画像はボカシを入れてあります。)

動画ファイルも自動的に、パソコンからNASに溜まっていきます。
最後に
今回のデータ保存先の件のように、ハードウェアの標準機能で実現できないことも、コマンドやスクリプト、あるいはソフトウェアを作成することで、ほとんどの事は実現出来ます。
この強みが、どれだけスマートフォンやタブレットが普及しても敵わない、パソコンの最大の利点ではないかと思います。
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