第51回:Lenovo ThinkPad 420s マザーボード交換 (TYPE & S/N と UUID登録のオマケ付)
本日ご紹介する内容は、とある個人様から、、、
【ご依頼内容】
現在使用しているノートパソコンのマザーボードを、個人で購入したマザーボードに、交換して欲しい。
【お仕事内容】
パソコンは、Lenovo ThinkPad T420s (Windows 7) です。

現在のマザーボードは、Core i5 、これをマザーボードごと交換し、Core i7 にスペックアップしたいそうです。
部品はお客様ご自身でご購入されたものを持ち込まれたので、お値段はわかりません。
ちなみに、パソコンの修理や部品交換で、お客様ご自身で部品を準備して持ち込まれる方が、時々いらっしゃいます。それ自体は特に構いませんが、部品の動作保障や相性保障は出来ませんので、その点だけご了承下さい。
、、、弊社では幸い、今までそういったトラブルはありませんが、相性が悪かった、初期不良だった、、、といったトラブルの記事を時々見かけますので、、、(;^ω^)
【先ずは分解!】
分解は少し作業工程が多いですが、特に難しい作業はありません。
各部品やネジの配置などを、しっかり確認しながら進めれば、失敗することは少ないと思います。
裏面は、ネジをすべて外します。また、メモリやバッテリなど取り外し可能なデバイスも、すべて取り外します。表面は、キーボード・アッシーの形状が複雑に見え解りにくいのですが、下方向にずらすと、キーボード・アッシーが外れます。

そのまま、すべて分解していきます。

パームレストも外して、、、

液晶ディスプレイの天板も外して、、、

マザーボードを取り出します。

【マザーボードを交換!】
左が交換前のCore i5、右側が交換予定のCore i7 です。

裏側はこんな感じです。当たり前ですが、見た目の違いはほとんどありません。
ヒートシンクやFANが違うくらいでしょうか、、、本当はnVidiaのグラフィックボードも違うのですが、、、

元の基盤から、CMOSやLANカードなど、移植が必要な部品を移し替えて、、、

分解と逆の手順で、組み立てていきます。

【起動確認!】
組立完了後、起動確認すると、警告エラーメッセージが表示されます。
「2200: Machine type and Serial Number are INVALID 」
「2201: Machine UUID is INVALID 」

Lenovoの場合、新品のマザーボードには、製品名、シリアル番号が登録されてないため、起動時にこんなメッセージが表示されます。こういった場合は、
「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」
を利用し、EEPROMの書き換えを行ないます。
ちなみに、BIOS画面でも、まだUUIDは、こんな感じです。

【Serial Number 書き換え!】
準備した「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」をUSBから起動します。

メニューより、1.Set system identification を選択します。

Device Type number ⇒ 20 (System unit Serial Number) を入力します。
続いて、Serial Number ⇒ 1STTTTMMMSSSSSSS を入力します。
このTTTTMMMSSSSSSSは、パソコン本体の裏面に記載されていますので、ハイフンなしで入力します。

最後に、Enter で Successfully と表示されれば登録完了です。

【UUID 書き換え!】
こちらは、超簡単です。
先程のメニューより、4.Assign UUID を選択します。

そのまま、Enter で登録完了です。

動作確認
上記作業を終えて、起動確認したところ、VGAグラフィックドライバーのエラーが!!!
、、、てグラフィックボードが変わったので、当たり前でした。
nVidiaのグラフィックドライバーを入れて、エクスペリエンスも更新して、問題なくすべての作業が完了しました。
(写真は撮り忘れ、、、( ;∀;))
最後に
ただのマザーボード交換だけなら記事にしなくてもよかったのですが、今回は、「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」を使用した、Serial Number & UUID の書き換えがあったので、記事にしてみました。
今回のように、マザーボード交換に伴う関連作業が発生した場合でも、料金は変わりません。
マザーボード交換でお悩みの方は、ぜひご相談下さい('ω')ノ
【宣伝・・・(*´ω`)】

システム葵では、個人様向けでも企業様向けでも、パソコン修理から、パソコン設定、パソコンの使い方、LAN環境構築、ソフトウェア開発まで、様々な実績がありますので、困ったことがあれば、お気軽にご相談下さい。
【ご依頼内容】
現在使用しているノートパソコンのマザーボードを、個人で購入したマザーボードに、交換して欲しい。
【お仕事内容】
パソコンは、Lenovo ThinkPad T420s (Windows 7) です。

現在のマザーボードは、Core i5 、これをマザーボードごと交換し、Core i7 にスペックアップしたいそうです。
部品はお客様ご自身でご購入されたものを持ち込まれたので、お値段はわかりません。
ちなみに、パソコンの修理や部品交換で、お客様ご自身で部品を準備して持ち込まれる方が、時々いらっしゃいます。それ自体は特に構いませんが、部品の動作保障や相性保障は出来ませんので、その点だけご了承下さい。
、、、弊社では幸い、今までそういったトラブルはありませんが、相性が悪かった、初期不良だった、、、といったトラブルの記事を時々見かけますので、、、(;^ω^)
【先ずは分解!】
分解は少し作業工程が多いですが、特に難しい作業はありません。
各部品やネジの配置などを、しっかり確認しながら進めれば、失敗することは少ないと思います。
裏面は、ネジをすべて外します。また、メモリやバッテリなど取り外し可能なデバイスも、すべて取り外します。表面は、キーボード・アッシーの形状が複雑に見え解りにくいのですが、下方向にずらすと、キーボード・アッシーが外れます。

そのまま、すべて分解していきます。

パームレストも外して、、、

液晶ディスプレイの天板も外して、、、

マザーボードを取り出します。

【マザーボードを交換!】
左が交換前のCore i5、右側が交換予定のCore i7 です。

裏側はこんな感じです。当たり前ですが、見た目の違いはほとんどありません。
ヒートシンクやFANが違うくらいでしょうか、、、本当はnVidiaのグラフィックボードも違うのですが、、、

元の基盤から、CMOSやLANカードなど、移植が必要な部品を移し替えて、、、

分解と逆の手順で、組み立てていきます。

【起動確認!】
組立完了後、起動確認すると、警告エラーメッセージが表示されます。
「2200: Machine type and Serial Number are INVALID 」
「2201: Machine UUID is INVALID 」

Lenovoの場合、新品のマザーボードには、製品名、シリアル番号が登録されてないため、起動時にこんなメッセージが表示されます。こういった場合は、
「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」
を利用し、EEPROMの書き換えを行ないます。
ちなみに、BIOS画面でも、まだUUIDは、こんな感じです。

【Serial Number 書き換え!】
準備した「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」をUSBから起動します。

メニューより、1.Set system identification を選択します。

Device Type number ⇒ 20 (System unit Serial Number) を入力します。
続いて、Serial Number ⇒ 1STTTTMMMSSSSSSS を入力します。
このTTTTMMMSSSSSSSは、パソコン本体の裏面に記載されていますので、ハイフンなしで入力します。

最後に、Enter で Successfully と表示されれば登録完了です。

【UUID 書き換え!】
こちらは、超簡単です。
先程のメニューより、4.Assign UUID を選択します。

そのまま、Enter で登録完了です。

動作確認
上記作業を終えて、起動確認したところ、VGAグラフィックドライバーのエラーが!!!
、、、てグラフィックボードが変わったので、当たり前でした。
nVidiaのグラフィックドライバーを入れて、エクスペリエンスも更新して、問題なくすべての作業が完了しました。
(写真は撮り忘れ、、、( ;∀;))
最後に
ただのマザーボード交換だけなら記事にしなくてもよかったのですが、今回は、「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」を使用した、Serial Number & UUID の書き換えがあったので、記事にしてみました。
今回のように、マザーボード交換に伴う関連作業が発生した場合でも、料金は変わりません。
マザーボード交換でお悩みの方は、ぜひご相談下さい('ω')ノ
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テーマ : パソコン修理・サポート
ジャンル : コンピュータ