第35回: 起動しない/画面が黒いパソコン
本日ご紹介する内容は、とある個人様から、、、
【ご依頼内容】
パソコンの電源を入れても、画面が真っ暗なまま何も映らず、Windowsが起動しないため、何とかして欲しい。
【お仕事内容】
パソコンは、NEC Lavie PC-LL550 Windows Vista Home Premium

そもそもなぜ起動しないのか?
パソコンは、どんなものでも、まず電源を入れるとBIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれるOS(オペレーティングシステム)が起動します。そして、各ハードウェアを初期化し、ブートローダが、WindowsなどのOSを起動します。
ただし、ハードウェアデバイスの何れかに故障を検知、あるいは正常に認識できないと、正常に動作しません。その結果、OSが起動しなくなります。
つまり、ハードウェアにエラーがあると、Windowsが起動しないという事になります。(ちょっと乱暴な言い方になってますがご容赦を(^_^;))
主な例を挙げると、CPU/メモリ/電源/GPU(グラフィック)/基盤などなど、、、多々あります。
どこが故障しているかは、初期診断してみないとわかりません。
時々、液晶パネルが、バックライト切れやインバータ/LCDケーブルの損傷で正常に表示されないだけで、Windowsは起動していた、とか、AC電源が壊れて通電していないだけで、パソコン本体に異常は無い、なんてこともしばしばあります。
早速、、、ではないですが分解!
届いたパソコンをいきなり分解、、、ではないですが、分解して確認する必要があると判断した上での分解です。お医者さんがいきなりお腹を切らないのと同じです。

すごいホコリです。故障するパソコンの多くは、こんな風にホコリが溜まっていることが良くあります。

マザーボード摘出、、、じゃなかった、、、取出しです。

GPU(ビデオチップ)が怪しい!
この赤枠部分が、GPUです。

軽くリフローを掛けてみます。ここでは、あくまで確認までです。
このリフローで一時的にでも正常に起動すれば、GPUとマザーボードの通電不良が原因と判断できるからです。

原因はGPU(ビデオチップ)の通電不良!
ビンゴ!きちんとBIOSが表示されました。これで対応方法は絞られます。

1.リボール修理:ビデオチップを剥がし、半田を共晶半田に載せ替えて再結合します。
再発率が低いので、これが一番お勧めの修理方法です。
心配な方は、GPUも新品に交換した上で、リボール修理されます。
2.リフロー修理:弊社で行うので、短期/安価にできますが、再発率はリボール修理より高いのが難点です。
3.マザーボード交換:あまり選択される方はいませんが、やっぱり部品交換が安心!という方が選択されます。料金的には、1や2よりも高くなることが多いです。
それぞれの修理方法について、詳しくは、第25回:リフローとリボールについて をご覧下さいm(_ _)m
今回はリボール修理!
今回のお客様は、リボール修理という事で、早速、弊社の提携している業者に送ります。
そして、見事復活を遂げて帰ってきました。
この作業については、特に載せることは無いですが、お客様には、リボール業者が撮影したX線写真をお付けしています。

修理は無事に完了!
というわけで、後は、仮組→起動確認→本組→起動確認、、、と、このパソコンも元気に復活しました♪

最後に
暖かくなってくると、パソコンが起動しないというご依頼が、グンッと増えます。
これは、内部熱が普段より高くなることが原因ですが、内部にホコリ等が溜まっていると、さらに放熱の遮断を助長します。
パソコンはくれぐれも、こまめにお掃除をしてあげて下さい。
【宣伝・・・(*´ω`)】

システム葵では、個人様向けでも企業様向けでも、パソコン修理から、パソコン設定、パソコンの使い方、LAN環境構築、ソフトウェア開発まで、様々な実績がありますので、困ったことがあれば、お気軽にご相談下さい。
【ご依頼内容】
パソコンの電源を入れても、画面が真っ暗なまま何も映らず、Windowsが起動しないため、何とかして欲しい。
【お仕事内容】
パソコンは、NEC Lavie PC-LL550 Windows Vista Home Premium

そもそもなぜ起動しないのか?
パソコンは、どんなものでも、まず電源を入れるとBIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれるOS(オペレーティングシステム)が起動します。そして、各ハードウェアを初期化し、ブートローダが、WindowsなどのOSを起動します。
ただし、ハードウェアデバイスの何れかに故障を検知、あるいは正常に認識できないと、正常に動作しません。その結果、OSが起動しなくなります。
つまり、ハードウェアにエラーがあると、Windowsが起動しないという事になります。(ちょっと乱暴な言い方になってますがご容赦を(^_^;))
主な例を挙げると、CPU/メモリ/電源/GPU(グラフィック)/基盤などなど、、、多々あります。
どこが故障しているかは、初期診断してみないとわかりません。
時々、液晶パネルが、バックライト切れやインバータ/LCDケーブルの損傷で正常に表示されないだけで、Windowsは起動していた、とか、AC電源が壊れて通電していないだけで、パソコン本体に異常は無い、なんてこともしばしばあります。
早速、、、ではないですが分解!
届いたパソコンをいきなり分解、、、ではないですが、分解して確認する必要があると判断した上での分解です。お医者さんがいきなりお腹を切らないのと同じです。

すごいホコリです。故障するパソコンの多くは、こんな風にホコリが溜まっていることが良くあります。

マザーボード摘出、、、じゃなかった、、、取出しです。

GPU(ビデオチップ)が怪しい!
この赤枠部分が、GPUです。

軽くリフローを掛けてみます。ここでは、あくまで確認までです。
このリフローで一時的にでも正常に起動すれば、GPUとマザーボードの通電不良が原因と判断できるからです。

原因はGPU(ビデオチップ)の通電不良!
ビンゴ!きちんとBIOSが表示されました。これで対応方法は絞られます。

1.リボール修理:ビデオチップを剥がし、半田を共晶半田に載せ替えて再結合します。
再発率が低いので、これが一番お勧めの修理方法です。
心配な方は、GPUも新品に交換した上で、リボール修理されます。
2.リフロー修理:弊社で行うので、短期/安価にできますが、再発率はリボール修理より高いのが難点です。
3.マザーボード交換:あまり選択される方はいませんが、やっぱり部品交換が安心!という方が選択されます。料金的には、1や2よりも高くなることが多いです。
それぞれの修理方法について、詳しくは、第25回:リフローとリボールについて をご覧下さいm(_ _)m
今回はリボール修理!
今回のお客様は、リボール修理という事で、早速、弊社の提携している業者に送ります。
そして、見事復活を遂げて帰ってきました。
この作業については、特に載せることは無いですが、お客様には、リボール業者が撮影したX線写真をお付けしています。

修理は無事に完了!
というわけで、後は、仮組→起動確認→本組→起動確認、、、と、このパソコンも元気に復活しました♪

最後に
暖かくなってくると、パソコンが起動しないというご依頼が、グンッと増えます。
これは、内部熱が普段より高くなることが原因ですが、内部にホコリ等が溜まっていると、さらに放熱の遮断を助長します。
パソコンはくれぐれも、こまめにお掃除をしてあげて下さい。
【宣伝・・・(*´ω`)】

システム葵では、個人様向けでも企業様向けでも、パソコン修理から、パソコン設定、パソコンの使い方、LAN環境構築、ソフトウェア開発まで、様々な実績がありますので、困ったことがあれば、お気軽にご相談下さい。
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